FC2ブログ
11 | 2018/12 | 01
-
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

安中新田会所跡旧植田家住宅

Author:安中新田会所跡旧植田家住宅

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

地蔵盆

2012.08.25 12:00|未分類
昨日、一昨日と、旧植田家住宅が立地する八尾市植松では、地蔵盆が行われていました。
「八尾地蔵」として有名な常光寺(じょうこうじ)の盆踊りも地蔵盆の日に開催されます。
(ちなみに、このお寺が河内音頭発祥の地だと言われています)


地蔵盆は子どものころは「お菓子がもらえる日」くらいにしか思っていませんでしたが、地域のことを考えるときには結構重要な行事なのではないかと思います。

120825-1.jpg


えー、地蔵盆というものになじみがない方のために一応説明しておきますと……
古い町には、集落の中にたくさんお地蔵さんがあります。
正式には「地蔵菩薩」という神様(仏様)ですが、この神様は一般に、子供の守り神として信仰されていることが多いです。
なので、子どもの成長を祝ったり、子どもの無事を祈ったりというのが、地蔵盆の目的(?)だと思われます。

それぞれのお地蔵さんには地蔵講(名称はいろいろです)があり、普段から決まった人びとがお世話をしています。
地蔵盆の日には、お地蔵さんをきれいにして開帳し、お供え物やお花なんかで飾り付けをします。
お地蔵さんの周りには提灯がたくさん吊られますが、地域によってはこれに子どもの名前を書いたものを奉納したりします。

120825-2.jpg


お地蔵さんの周りには地域の人がつめていて、子どもたちが行くと、お菓子なんかがもらえます。
お供え物のお下がりですね。
場所によってはお菓子がもらえる時間が決まっていたりもします。
子どもの頃はこれが楽しみで、地蔵盆に行ったもんです(笑)

120825-3.jpg


と、ざっと説明するとこんな感じです。


ただし「最近は子どもの数が減って、提灯の数が昔の半分以下になった。さみしなったわ」なんていう話も聞こえてきました。
都心部では担い手がいなくなって、地蔵盆そのものをやらなくなったというところもあるみたいです。
かと思えば、屋台(?)みたいなのを出して、ちょっとした地域のお祭りという雰囲気になっているところもあります。


ではなぜ、地蔵盆が地域のことを考えるときに重要なのかというと、コミュニティを地縁で考えた時、かなり最小に近い単位で講が構成されているからです。
たとえば、マンションなんかに住んでいると、両隣2、3軒くらいはどんな人が住んでいるか知っているけれども、上下の階の人は顔も見たことがない、なんていうことも珍しくありません。
でも、こういう行事があると、みんなが地面に降りてくるので、普段合わない人とも顔を合わせます。
また、地域でひとつの行事をすることで、みんなが顔見知りになると、たいていはお互いのことを情報交換しあいます。
こうすることで、同じまちに暮らす隣人への理解が進み、些細ことでご近所トラブルがおきなくなったり、ひとり暮らしのお年寄りなんかを気にかけるようになったりもすると思います。
昔の人は信仰をうまく利用して地域間交流をはかっていた、というわけです。


さて、地蔵盆でお菓子をもらえるという話をしましたが、最近はお供えをした家にだけとか、場合によってはチケット制になっているところなんかもあるそうです。
子どもの頃、友達の地域の地蔵盆に行ってもお菓子やジュースがもらえたりしたんですが、もうそういう時代ではないんですね。
お供え物をする家が減ったから配れるお菓子が減った、ということもあるとは思います。
でもおそらく、一番の原因はこういう場面で「もらえるだけもらって当たり前」という考え方の大人が多くなったことと、それを見て育ってしまった子ども……
いろいろとモラルが問われる昨今、致仕方のないところなのでしょうかねぇ。

みなさんの地域ではどうですか?


にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村

コメント:

非公開コメント