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安中新田会所跡旧植田家住宅

Author:安中新田会所跡旧植田家住宅

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幼稚園で伝統野菜作り

2012.09.28 15:00|未分類
昨日は館の近くの八尾市立永畑幼稚園に冬野菜の植え替えに行ってきました。
この幼稚園では、昨年からなにわの伝統野菜を栽培しています。
旧植田家住宅は、地域連携事業としてこれに協力させていただいてます。

今回植えたのは館の畑と同じ冬野菜。
伝統野菜は田辺大根、天王寺かぶら、金時人参の3種類。
そのほかに、西洋ニンジンも植えてみました。
ただ……かぶらの芽が虫に喰われてしまったため、畑に直接まきなおすことになりました。
新芽が出ると、ほんとにどこから嗅ぎつけるのか虫がやってきます。

さて、気を取り直して……
今日は永畑小学校の5年生が植え替えを手伝ってくれました。
小さな畑は人でいっぱいに(笑)

120928-1.jpg


4つ畝があるうち、3つはあらかじめ作っておきましたが、最後の1畝は子どもたちに作ってもらいました。

120928-2.jpg


土や砂に触れる機会がだんだんと減っている子どもたち。
でも、こういうのはやっぱり楽しいみたいです。
いつの時代もかわりませんね。

120927-3.jpg


そういえば最近、子どもの間に土に触れておくと後々免疫が強くなっていくという研究発表があったと新聞で読みました。
本当なんでしょうか?
個人的には、無菌状態で育つよりは、こっちのほうがいいような気がします。


さて、続きですが、ここでもやはり苗ポット式を採用しています。

120928-4.jpg


種まきと畝づくりのタイムラグもこれで吸収できます。
ぶっちゃけ、種まきの時期に畝づくりが間に合わなくてもなんとかなる方法です(笑)


植える位置にはあらかじめ印をつけておきました。
こうしておくと、株の間隔が詰まりすぎたりあきすぎたりせずにすみます。

120928-5.jpg


無事に植え替えが終わりました。
芽が小さくて写真では分かりにくいですが、ちゃんと植わってます(笑)
何も植わってないように見える畝には、種をまきなおしています。
これから、スクスクと成長して行ってくれることを祈りましょう!

120928-6.jpg



あ、幼稚園の大根も12月の「田辺大根フェスタ」に出品する予定です!



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2012.09.27 14:44|未分類
前回「明日の更新で」とか言いながら更新が遅れてすみません。
近頃いろいろとたてこんでおりまして……(^^;)
次からは「次回の更新で」にすることにします(笑)

さて、9月22日・23日の二日間、八尾市立歴史民俗資料館が主催する「河内木綿まつり」に旧植田家住宅も参加しました!

120927-1.jpg


毎年恒例となっているこの行事、旧植田家住宅では河内木綿の綿くり・糸紡ぎ体験ができるようになっています。
本当なら、自家栽培の木綿で賄いたいところなんですが、いかんせん収穫量が少ないため、実綿(みわた)は歴史民俗資料館から提供していただいています。
毎年ありがとうございます。m(_ _)m

120927-2.jpg


初日は気候がいいせいか、スタートと同時にこどもたちが。
「おはよう」と声をかけると、ちょくちょく館に遊びにくる子たちでした。
とりあえず綿くりからスタート。

120927-33.jpg

綿くりは、ほとんどの子どもがぎゅーぎゅーと押しこんだり、一度にたくさん入れすぎて、かえって綿が種から取れなくなります。
なので「なるべく小さくして、こまめに入れていったほうがいいよ」とアドバイス。
これでたいていはうまくいきます。

この後、ハンドカーダーという道具を使って綿打ち(本来は弓を使います)するわけですが、これがコツをつかむまでなかなか難しいみたいです。
軽くひっかけて斜め上に引っ張る感じなんですが、これだけはなかなか伝わりにくいです。
まぁ、ちょっとした筋トレだと思ってがんばってもらいましょう(笑)
なれると、力を入れなくてもふわっふわの綿が作れるようになります。

120927-7.jpg


綿打ちした綿と糸車を使って木綿糸を紡いでいきます。
糸車は綿に「より」をかける道具です。
小学校1年生か2年生の国語の教科書に「たぬきのいとぐるま」というお話がのっていること多いので、名前を知っている人も多いです。
「キークルクル、キーカラカラ」っていう擬音、聞いたことないですか?
それがこのお話です。

イベントに取材に来ていた八尾のコミュニティFM局「FMちゃお」のDJさんにも半ば無理やり、糸紡ぎを体験していただきました(笑)

120927-5.jpg


糸を作るだけでは面白くなかろうということで、今年は機織りも出してみました。
これは学校教材用に作られた商品で、株式会社アーテックから販売されています。
※数年前に購入したものなので、今も販売されているかはわかりません。

120927-4.jpg


幅の小さな布しか織れませんが、気長にやればなかなか本格的なものも作れます。
今回、よこ糸に手紬の木綿糸、たて糸には市販のたこ糸を使いました。
すぐに飽きるかと思ったんですが、子どもたちはけっこうがんばって織ってましたよ。


そんなこんなで、二日間で100人を超える方がたに来ていただきました。
こういった地道な活動を続けていくことで、河内木綿のことを知っている人が広まっていくといいなぁと思います。

120927-6.jpg


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冬野菜植え替え

2012.09.22 16:29|未分類
今日は二つの行事が重なりました。
まず一つ目は、畑への冬野菜の植え替えです。
(二つ目の「河内木綿まつり」は明日の更新に回します)

先日種をまいた冬野菜はまずまず順調に育ちました。
一部、虫に食われたりもしましたが…(^^;)
120922-1.jpg

植え替え前に、畑には植え替え場所を明示しておきました。
適当に植えると、株間がバラバラで育てにくくなるからです。
120922-2.jpg

前にも何度も書きましたが、本来なら根菜類は畑に直播きするのが普通なんですが、旧植田家住宅ではビニールの苗ポットで苗を作って植え替えています。
子どもたちに直接畑に種まきをしてもらうと、種が混じって同じ畝に違うものが生えてきたり、畑の畝の外から生えてきたりと、あとがちょっと大変なので(笑)
120922-3.jpg


マークされた場所に移植ゴテで穴をあけ、土を崩さないようにそーっとポットから出した苗を植えます。
そこにやっぱりそーっと土をかけて植え替え終了!
夏野菜や河内木綿で植え替えを経験していた子はうまくできてました。
やっぱり経験って大事ですね。
120922-4.jpg


今日植え替えた野菜が収穫できるのは12月~1月ごろ。
果たして無事に大きく育つでしょうか。
乞うご期待!?


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出前授業に行ってきました!

2012.09.20 18:14|未分類
今日は今期初の大和川付け替えに関する出前授業でした。
出前先は八尾市立長池小学校。
4年生の授業です。

120920-1.jpg


この時期、八尾の4年生は郷土学習(?)で大和川の付け替えについて習います。
毎年、出前授業ラッシュになる時期でもあります。
(今年は少なめですが……)

ただ、いきなり川が付け替えられた江戸時代の話をしてもあまり食いついてくれません。
4年生はまだ歴史を習ってないですからねー。
なので、付け替えの話の前に、校区の昔の様子についての話を入れています。
これは、学校ごとに違うスライドを作って授業をするという、大変手間のかかるものですが、子どもたちにはとても人気があります。

この授業で使われるスライドには、航空写真や地図がふんだんに使われています。
校区の様子を、新しい航空写真から古い航空写真へとさかのぼっていくのです。

120920-2.jpg

その中で、古い写真などを使いながら、生活の様子も見ていってもらってます。
最後には付け替え前の想像図がきます。

120920-3.jpg

この授業を入れることによって、自分たちの住んでいる場所に、大和川の話を引きつけて考えるきっかけをつくっています。

次の時間には具体的に付け替えの話をしていきますが、最初に大阪平野の成り立ちを見てもらっています。
これを見ると、なぜ昔の大和川が北向きに流れていたのかがよくわかるからです。

付け替えの話は中甚兵衛の一生を追いかけながら見ていきます。
50年近くも奮闘した甚兵衛のがんばりように、子どもたちからは感心の声が上がります。

ここまでしか取り上げなければ「付け替えばんざい!」で終ってしまいますが、それでは歴史の片面しか伝えていなことになるので、付け替えの後どうなったかというところまで話します。
要するに、付け替えで恩恵を受けた人もいれば、逆に被害を受けた人もいるという話です。

授業の最後には、後日見学に行く築留(大和川付け替え地点)付近の見学ポイントをいくつか紹介しました。

120920-4.jpg

これで見学のモチベーションが上がってくれるといいんですけど……

授業が終わってから、子どもたち数人が「授業おもしろかった!」と言ってくれました。
こういうのってものすごくうれしいですよね。
「次もがんばろう!」っていう気にさせてくれますよね。


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今度はプランターで

2012.09.19 13:28|未分類
先日の記事で、冬野菜を植える準備の話をしましたが、今回はその続編です。

準備したのはプランター。
「プランターで野菜が作れるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これが意外とできるんです!
旧植田家住宅では、田辺大根・天王寺かぶらなんかをプランターに植えています。
特に、田辺大根は12月に開催される「田辺大根フェスタ」のプランター部門に出品するので、それなりの力が入っています!

このプランターの土なんですが、少々問題があります。
120919-1.jpg

それはものすごく水抜けが悪いこと。
パーライトとかを入れればいいのかもしれませんが、なんとか昔からの方法で解決できないかと考え、中に藁をいれてみることにしました。
多少なりとも土壌改良になればいいのですが・・・・・・

藁の入れ方は2種類用意してみした。
まずは、土に藁をサンドイッチ状に挟み込んでいく方法。
120919-3.jpg

次に、藁を土に混ぜ込む方法。
120919-4.jpg


素人考えなんで、どちらがいいかはよくわかりませんし、もしかしたら両方効果ないかも・・・・・・(^^;)
とりあえず、どちらも水抜けはよくなってました。

他にも、油粕を多めに入れたもの、元肥えに化成肥料を使ったものも用意してみました。
どれが一番育つか、実験です。
結果は来年にフィードバックしたいと思います。



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畑に畝をつくろうと思ったら菌糸が広がってました…

2012.09.16 16:46|未分類

タイトル、何を言ってるかわからないかもしれませんが、ありのままを書きます。

昨日、旧植田家住宅の畑の畝をつくりました。
その前に土をほぐそうと土をひっくり返したんですが……

なんじゃこりゃ~!?
土が真っ白。
120916-1.jpg


もしかして、石灰が固まってたのか……?
と思って他を掘り返してみたんですが、他も真っ白。
120916-2.jpg


うーん……???

……はっ!?
もしかして、これ、キノコの菌糸!?

一呼吸おいて落ち着いてみると、あたりに漂うキノコ臭……
これはまちがいない。
菌糸だ。
それで最近、キノコが大量発生してたのか……(^^;)


さて、これは何か対策を取らないといけないかと、いろいろと調べていたんですが、畑にキノコが生えるのはどうやらそんなに悪いことではないみたいです。
むしろ、有機的にはいい状態になってるという情報がたくさんありました。

うん、じゃこのまま畝を立てましょうということで、油粕を混ぜつつ、畝をつくりました。
120916-3.jpg


そして完成した畝。
今回は幅広めの畝を二つにしました。
このほうが効率よく植えられるような気がします。
120916-4.jpg

たかだか3坪ほどの畑ですが、小さな生態系ができているようです。
自然っておもしろいですね。


さて、先日種まきした苗は順調に育ってます。
今回植えるのは、伝統野菜では田辺大根、天王寺かぶら、金時人参。

冬に植えるのは根菜類なんで、本当は直播きしたほうがいいんですし、手間がかかる気がするんですけど、子どもたちと作業するには苗ポットのほうがかえって楽なのです。
最終的な出来栄えもそう変わらない気がします。
ちなみに、畑には22日(土)に植え替える予定です。


さて、今年は冬野菜の育ち具合はどうなることでしょうねぇ。


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棗(ナツメ)の実

2012.09.15 16:52|未分類
旧植田家住宅の庭には、たくさんの植木があります。
その中には、いくつか実を付けるものもあります。

中でも、毎年たくさんの実ができるのが棗(なつめ)の木。
夏に芽が出るから「夏芽」とも書くらしいです。
120915-1.jpg 120915-2.jpg

庭木の中ではけっこう大きいほうなのですが、棗がここまで大きくなるのは珍しいという話も聞いたことがあります。
(今は上のほうが切られて低くなっています。)
よそで見たことないのでよくわかりませんが、普通はどれくらいの大きさなんでしょうか?
もっとも、あんまり大きくなると実を取るのが大変になりますが……(笑)

実は文字通り棗型で、一番大きなもので3~4センチくらい。
小さいのは2センチくらいで、熟すと赤くなります。
120915-3.jpg

(茶道で使う棗はこの実から名前がとられています)
生で食べるとりんごに似た味がしますが、食感はシャリシャリであまりよくありません(^^;)
枝には又のところに長くて硬いとげがあって、刺さるとかなり痛いです(T_T)

とはいえ、放っておいても虫に食われるだけなので、もったいない。
なので、旧植田家住宅では毎年実を取って乾燥させています。

120915-4.jpg

煮出してお茶にしたり、果実酒にしたりすると体にいいということですし。
ただ、漢方薬の大棗(たいそう)の実はもっと大きいような気がするので、種類が違うのかもしれません。
大きいものを選んでいるだけなのでしょうか?
詳しい方がいらっしゃったら教えてください。m(_ _)m

庭木には実のなるものを植えると縁起が悪いという俗信(?)もありますが、個人的にはやっぱり、実のなるものがあったほうが楽しいと思います(笑)



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幼稚園で冬野菜スタート!

2012.09.14 00:42|未分類
昨日は館の近くの幼稚園に冬野菜の種まきと畑の準備に行ってきました。

今回植えたのは、田辺大根・天王寺かぶら・金時にんじん・あま~いニンジン(紅かおり)の4種類。
4つのチームに分かれてやってもらいました。

120914-1.jpg


根菜類は畑に直播きが基本なんですが、今回は苗ポットに播きました。
子供たちと作業するときにはこっちのほうがやりやすいですし、間引きもしやすいです。
毎年このやりかたでやってますが、出来具合にはそれほど差はない気がします。

種まきのあとは畑の草取りに行きました。
夏野菜を抜いた後、しばらく放っておいた畑はざっそうでいっぱい!
暑い中、子どもたちも先生も、もちろん僕たちも汗だくになりながらたくさんの草をとりました。

120914-4.jpg


この後もう少し土作りをして、うねを作ったら今日植えた野菜を植え替えます。
2週間後くらいかな?

ついでといっては何ですが、畑のそばで作っていた河内もめんも綿ができていたので収穫!
「ふわっふわや~!」という声に(そうやろ、そうやろ)と心の中でニンマリするスタッフ(笑)

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さらに、最後まで残っていた夏野菜「こつまなんきん」も収穫!
たくさんとれたね~。

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ちなみに、田辺大根は12月に東住吉区の駒川商店街で開催される「田辺大根フェスタ」の品評会に出品する予定です!
みんな、がんばって育てようね!



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敬老慰問演芸大会

2012.09.09 17:16|未分類
今日は旧植田家住宅の近くの小学校で「敬老慰問演芸大会」が開催されました。
いつも館に来る子どもたちも出演するということで、ちょこっと見に行ってきました。
時間の関係で見れなかった子たち、ごめんなさい。

さて、この「敬老慰問演芸大会」
子どもたちが地域の集まりごとにいろいろな「演芸」を披露していくイベントです。
(※伝統芸能とかではありません)

想像していたよりもたくさんの方が集まっていて、小学校の体育館は立ち見が出るほどの満席!
地域のイベントにこんなに人が集まるっていうのはすごいことですよね。

僕が最初に見たときに、舞台は合唱でした。
(残念ながら途中からしか見れませんでした(^^;))
120909-2.jpg

その次はハワイアンダンス。
120909-1.jpg


衣装もバッチリきまってて、かわいらしかったですよー(*⌒∇⌒*)
踊りも上手でした。

次がトーンチャイム。
120909-3.jpg

プログラムを見た時には「トーンチャイムって何??」と思っていたのですが、ハンドベルのような楽器で、振るときれいな音がなります。
世の中にはいろんな楽器があるんですねぇ。

プログラムの最後は合唱で締め。
学校の1クラスより多いんじゃ?っていうほどの大人数でした。
120909-4.jpg


子どもたちの出番が終わった後、会場では抽選会が。
「ささやかな豪華景品」が当たるそうです(笑)
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子どもたちの歌や踊りに、お年寄りならずとも癒されるひと時でした。
企画・運営される皆様のご苦労は察するに余りあるところですが、継続していってほしいイベントです!


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鴻池新田会所のキリシタン灯篭

2012.09.08 16:48|未分類
今日は所用で東大阪市の鴻池新田会所に行ってきました。

この会所は江戸時代の豪商、鴻池家が新田経営の拠点として作ったもので、本屋、屋敷蔵、文書蔵などは国の重要文化財に指定されています。
以前にも何度かお邪魔したことがあるのですが、敷地面積約5,000坪の巨大なお屋敷です。
旧植田家住宅が約450坪なんで、約11倍の広さ……さすが鴻池家。

建物について書いているとものすごく長くなるので、今回は今日見つけた面白い石灯篭を紹介したいと思います。

その灯篭の写真がこれ。

120908-1.jpg


「これのどこがおもしろんだ?」
と思われるかもしれませんが、学芸員の松田さんによるとこれは「キリシタン灯篭」と呼ばれる形式のものだそうです。
灯篭の脚の部分をよく見ると、上のほうで膨らみを持たせてあります。
これが十字架を表しているのだそうです。
なるほど、言われてみればそう見えます。

さらに下のほうを見てみると、なにやらレリーフが。
ちょっと拡大してみます。

120908-2.jpg


石が風化してしまっているのか、はたまた最初からはっきりと掘られなかったか、鮮明ではありませんが、これ、キリスト教の聖人像(マリア像?)なんだそうです。

どこから来たものかはわからないとのことでしたが、おもしろいですよね。
キリスト教が禁じられていた江戸時代、信者はひそかにこういったものを拝んでいたのでしょうねぇ……。


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着物のたたみ方

2012.09.05 17:24|未分類
着物を着るのは着付けを頼んだけど、脱いだ後どうしたらいいのかわからない。
片づけ方を知っている人が来るまでハンガーに掛けたまま……
(乾燥のために、しばらくは掛けておいたほうがいいですが)
こんな経験はないですか?

そこで今回は、簡単に着物のたたみ方(本だたみ)を説明してみたいと思います。
浴衣であろうが、留袖であろうが、基本的に同じたたみ方です。
このたたみ方で、普通のたとう紙に入れてしまうことができます。

①襟(上)が左になるように着物を平らな場所に広げ、脇縫(脇の縫い目)の横に座ります。
 ※別に襟が右でもいいのですが、説明しやすいように方向を決めておきます。


②手前の脇縫いでまっすぐたたみます。
 ※着物は、縫い目か折れ目の通りにたたむとたためます。
120905-01.jpg


③手前のおくみをおくみ線(身頃の半分くらいのところについている線)で手前に折ります。
 折り目が付いていると思うので、折り目の通りに折ってください)
120905-02.jpg


④奥のおくみと襟を手前のおくみの同じ場所に重ねます。
120905-03.jpg

この時、襟は内側にに織り込んでください。
120905-10.jpg


⑥奥の脇縫いを手前の脇縫いに重ねます。これで、背縫い(背中の真ん中)で縦半分に折る形になります。
120905-04.jpg

⑥上になっているほうのそでを縫い目で折り返します
120905-09.jpg

⑦裾を持って半分に畳みます
 ここだけは縫い目も折れ目もありません。
120905-08.jpg


⑧袖の縫い目の部分を上から下まで掴んでひっくり返します
120905-06.jpg
120905-07.jpg

完成

浴衣を着るときはたいていは暑いとき。
たくさん汗をかきます。
これをそのまま片づけてしまうとシミになったりします。

クリーニングに出すのが手っ取り早いですが「クリーニング代がもったいない!」という方は、最近の洗濯機に「手洗い」とかいうモードがあるので、たたんだままネットに入れて洗うといいかもしれません。
※間違っても絹の着物は洗濯しないでください(笑)

気をつけないといけないのは色落ち。
化繊や混紡のものはまず色落ちしませんが、 木綿のものは普通の洗濯洗剤では色落ちすることがあります。
水洗いか、中性洗剤を使うと、色落ちしにくいです。

乾かした後はアイロンがけしますが、和服は平面裁断なので、洋服よりもアイロンがけが簡単です。

……手間を考えるとクリーニングに出したほうがいいような気がしてきました(笑)


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信じちゃいけないキノコの俗信

2012.09.03 15:27|未分類
ここしばらく、旧植田家住宅の庭ではキノコが大量発生しています。
中にはこんな巨大な物まで……

120903-4.jpg
(靴のサイズは25.5cmです)

このキノコはどうやらオオシロカラカサタケみたいです。
残念ながら毒性があるので食べられません。
誤って食べる人がいると危険なので、早々に取り除きました。


種類はわかりませんが、ほかにはこんなのや

120903-1.jpg


こんなのが生えてました。

120903-3.jpg


このオレンジのキノコ、ものすごく毒々しいです。
間違っても食べようという気になりません(笑)


さて、食べられるキノコと食べられないキノコの見分け方の俗信はいろいろありますが、そのほとんどが間違っていると言われています。

代表的な物をあげると……

■柄が縦に裂けるものはOK
  ⇒ほとんどの毒キノコの柄も縦に裂けます

■地味な色のキノコはOK
  ⇒毒キノコのほとんどは地味な色をしています
   ベニテングタケの毒性が誇大に喧伝されたせいではないかと……

■虫が食べるキノコはOK
  ⇒毒キノコ食べても大丈夫な虫もいます

■乾燥させればOK
  ⇒乾燥では毒は抜けません

■塩漬にするとOK
  ⇒ほとんどの毒キノコで効果なし

などなど。

俗信と呼ばれるものの中には、科学的根拠もある正しいものもたくさんありますが、そのほとんどが経験によって得た知識を語り継いだものです。

国際日本文化研究センターの「怪異・妖怪伝承データベース」の検索ページで「俗信」を検索してみると、4658件の事例が見つかります。
おヒマな方はひとつづつ見てみると面白いかもしれません(笑)


これから秋になるとキノコ狩りに出かける方も多いと思いますが、

1.知らないキノコは食べない
2.迷ったら食べない
3.他人にあげない
(万が一の時、責任問題になるので)

が鉄則ではないかと思います。

キノコの知識が皆無な僕は、おとなしく売っているものを食べておきます(笑)


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大和川付け替え関連パネル展示リニューアル!

2012.09.02 01:09|未分類
タイトル長くてすみません(^^;)
旧植田家住宅では、9月5日から「大和川付け替え関連展示」を開催しますが、今回からパネルを全面的にリニューアルします!

大阪平野の成り立ちから、大和川付け替えにいたる経緯、その後の新田や八尾の歴史などが、ビジュアルをまじえながらわかりやすく解説されています。
大人から子どもまで、じっくり見ていただける内容になっていると自負しております。

特に、河内地域の小学4年生のカリキュラム(大和川の付け替え・郷土学習)にはドンピシャなはず(?)
学校からの見学もお待ちしております。
(※この時期、出前授業の申し込みも多くなっています。ご検討中の先生方がいらっしゃいましたら、お早めに日程だけでもご連絡ください。)

また本展期間中、9月22日、23日に開催される「河内木綿まつり」にあわせて、木綿関係の資料もいくつか展示されていますので、ご興味のある方はぜひお越しくださいませ。

開催期間:平成24年9月5日~10月29日
観 覧 料:一般/200円(団体20人以上→100円)
      高校・大学生/100円(団体20人以上→50円)
       中学生以下は無料
      身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の所持者及びその介助者
      並びに学校園行事の引率者は無料
開館時間:9時~17時 (入館は16時30分まで)
休 館 日:火曜日・祝日の翌日・年末年始 【詳しい休館日はこちらのページから】
 ※当施設には駐車場はございません。お車での来館はご遠慮ください
お問合せ:〒581-0084 八尾市植松町1丁目1番25号 TEL&FAX : (072)992-5311



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