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安中新田会所跡旧植田家住宅

Author:安中新田会所跡旧植田家住宅

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聞き取り調査のための予備知識①

2012.08.05 13:53|未分類
現在、植田家住宅がある地域の聞き取り調査を進めています。
集めているのは主に昭和20年代~40年代ごろの話。
特に昭和20年代はじめごろの話は、はっきり覚えている人が多い今のうちに聞いておかないと、もう少ししたら知っている人が減ったり、高齢化で聞き取りが難しくなったりするはず。
昔々のことを考えることも大事ですが、今ある記憶を残すことも大事な仕事です。

話を戻して。
聞き取りのの予備知識として、当時の時代背景を調べてみました。
今回は物価と賃金の推移のお話。
数字が並ぶので、あんまりおもしろくないかもしれないですが……


総務省統計局統計調査部消費統計課物価統計室(名前長いな…(^^;))の「消費者物価指数年報」によると、昭和27年の数値を基準(1.0)とした場合、昭和30年の物価は食料費で1.1、光熱費が1.2、被服費が1.0となっています。
賃金は同じく昭和27年の数値を基準にした場合、昭和30年で1.3なので、賃金変動に連動して物価も上がっているという感じでしょうか?

同じ基準で昭和35年を見ると、食料費が1.2、光熱費が1.3、被服費が1.0、賃金が1.7になります。
賃金の上昇より最低限生活に必要な物の物価の上昇のほうが少ないということは、豊かになってきたということかな。
……と思いきや、住居費が1.6と、結構上がってる。
うーん、これではまだ余裕のある生活とは言えないかな?

もう少し時代を進めて、昭和40年を見てみると
食糧費が1.7、住居費が2.0、光熱費が1.3、被服費が1.2、賃金が2.7。
お、これでかなり余裕のある暮らしになってきてるんじゃないの?
さすが高度経済成長期。

これが昭和50年になると、食糧費が4.0、住居費が3.9、光熱費が2.9、被服費が2.8。
これに対して賃金はなんと12.3!
生活費の上昇より収入の上昇のほうがはるかに多いです。
こうなると、食糧費が上がってるのは、物価が上がったのか、いいものを食べるようになったのかどっちだろうかという疑問も出てきます。

とりあえず、グラフにしてみました。
(かなり適当に作ったので見にくいです。すみません)
bukka.jpg


これをみると、物価の上昇率より賃金の上昇率のほうがはるかに高いのがよくわかります。
それなのになぜ現在、生活がカツカツの人が多いのでしょうか?
税金が高くなってるから?
この統計に出ていない、別の生活必需費用が増えているから?
無駄遣いが多いから?
……謎ですね。(-。-;)


さて、少し前に話題になったのがブータンの「国民総幸福量(Gross National Happiness, GNH)という考え方。
国民のどれだけが幸せだと思っているか、という国にとってはものすごく単純で、ものすごく大切なことです。
2006年に178カ国を対象の行った調査によると

1位→デンマーク 2位→スイス連邦 3位→オーストリア共和国
4位→アイスランド共和国 5位→バハマ国 6位→フィンランド共和国
7位→スウェーデン王国 8位→ブータン王国 9位→ブルネイ・ダルサラーム国
10位→カナダ

という順位で、日本……ん? 90位?(゚ペ)
いわゆる先進国の中では最下位です。( ノД`)シクシク…
……なぜでしょうね?


『目的と手段を混同してはいけない。
経済成長自体が国家の目標であってはならない。
目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。
経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。
そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである』
(「選択」5月号「ブータン発「国民総幸福量」という価値観」より)


戦後日本の歩んだ道はどうだったのでしょうか?

なんだか小難しくてよくわからなくなってきたので、今回はこのへんで。


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