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安中新田会所跡旧植田家住宅

Author:安中新田会所跡旧植田家住宅

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子どもガイド養成講座

2012.07.25 17:27|未分類
今日は子どもガイド養成講座がありました。
地元の小学校のプール開放と時間がかぶったらしく、参加者2名+ボランティアガイド養成講座の受講生1名いう、ちょっとさみしい開催でした。
……まぁ、仕方ないか。

さて、今回ガイドの勉強をしたのは旧植田家住宅主屋の2階部分。
120723-1.jpg

普段は入れない「つし」の中にも特別に入ってみました。
カマヤに通じる穴をおそるおそるのぞく……かと思いきや、意外に平然と覗き込んでました。

次に見たのは「おばあさんの部屋」
ここは実際におばあさんの部屋として使われていたのではなく、おばあさんの身のまわりの道具を集めた部屋です。
120723-2.jpg

正面には和裁に使う「へら台」があるのですが、これなどもはや何なのか、大人でもわからない人が多いのではないかと思います。
子どもたちはなぜか裁縫箱の中身に興味津津でした。
ちなみに、ネットでへら台を検索すると釣り道具がたくさん出できます(^^;)

最後は寝間。
行燈やらやぐらごたつやら枕やらを説明しました。
昔のまくらに実際に頭を乗せてみると……めっちゃ高い!
120723-3.jpg

よくこんなんで寝られたもんですねぇ。

さて、子どもガイド養成講座には毎回、体験学習のおまけが付いてます。
今回のおまけは紙すき。
正確に言うと、和紙のすきなおし(今でいうリサイクル)です。
120723-4.jpg

反古紙をミキサーで砕いて水に溶かし、それをすき枠にはさんだ網ですくうという、簡単な作業。

120723-5.jpg

最初はめんどくさそうにしていた子どもたちも、途中からは楽しそうにしていました。

ただ白い紙を作るだけではつまらない!
ということで、紙を砕くときに色紙を一緒にいれてやると、色つきの紙になります。
120723-6.jpg

完全に砕ききらないで、すこし大きなかけらを残しておくと、箔がついたような仕上がりに。

120723-7.jpg


できた紙を乾かすと、はがき大の紙になるので、暑中見舞いなんかを出すとなかなかの風情です。

今回の記事を書いていて思ったのですが、昔の道具をピックアップして説明していくのも面白いかもしれないですね。
読者は増えそうにないですが(笑)


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夏本番

2012.07.16 13:43|未分類
今日は暑いですねー。
夏本番の様相を呈していますが、梅雨明けはまだ先だとか。
どうなってんの!?

さて、NPO法人HICALIはこの夏、近畿大学の学生さんをインターンシップ生に迎えることになりました。
一般企業ではなくNPOやNGOが体験してみたいという学生は割合でいえば少ないのかもしれませんが、受け入れる側にしてみても、活性化のいい機会になるのではないかと思います。
どう進めるかなど、具体的なことは今後詰めていきますが、いい体験にしてもらえたらなと思っています。

そして、今日の午前中、渋川神社に八尾商業まつりのゆるキャラ「やおっち」が登場するという情報をキャッチし、さっそく会いに行ってきました。
ちなみに、やおっちの名前は公募で697通の応募があったとか。


120716-1.jpg


120716-4.jpg
うしろから見るとこんな感じ。


120716-3.jpg
背中のマークが吹田くわいにみえてしょうがないです(^^;)


120716-2.jpg
ご近所の方とふれあうやおっち


暑い中、神社に集まった人たちと握手したり記念撮影したりと、なかなか人気のやおっち。
炎天下でのPR活動お疲れ様でした。

うちも着ぐるみがほしくなりました(笑)

計画停電実施時の開館状況

2012.07.09 15:20|未分類
今夏に予定されている計画停電で、旧植田家住宅は関西電力3-Eグループに入っています。
当施設は計画停電が実施されても開館いたしますが、停電にともない、以下のようなことが起こりますので、ご来館の際にはご注意ください。
(計画停電の実施予定につきましては、下の表をご覧ください)


計画停電実施中には…

①館内の照明が消灯します。
 ・土蔵1(民具展示室)は観覧が困難です。
 ・展示室はかなり暗くなります。
   ※自動ドアが手動になります。
 ・主屋内はほぼ問題なく御観覧いただけます。
 ・トイレの電器がつきません。

②土蔵1と展示室(ギャラリーを含む)の空調が停止します。
 ※主屋内はもともと空調しておりません。

③説明のビデオがご覧いただけなくなります。

④資料検索用パソコンがご利用いただけなくなります。

⑤断水が起こり、トイレの水が流れなくなる可能性があります。

上記につき、あらかじめご了承の上、ご来館いただきますようお願いいたします。

続きを読む >>

会所ネット(仮)

2012.07.08 09:19|未分類
大和川付け替えで作られた新田会所のうち、大阪府下で現存しているのは

安中新田会所跡旧植田家住宅(八尾市)
安中

鴻池新田会所(東大阪市)
鴻池

加賀屋新田会所(大阪市住之江区)
加賀屋

の三カ所です。

それぞれ建物の雰囲気も使われ方も違っていておもしろいです。


で、せっかくなので、3つの会所が合同して何か動きを取りましょうということで、会所ネット(仮)なるものを立ち上げようかと計画しています。
今のところ、具体的に何かイベントをやろうというところまではたどり着いていませんが、まずは関係者レベルで交流を持つことと、合同でブログを立ち上げようかという話になっています。
今後の動きにご注目ください!

テーマ:史跡
ジャンル:学問・文化・芸術

英雄の横顔

2012.07.01 13:22|未分類
さて、雨で湿気が多い中、今日も展示準備をすすめてます。
湿気で紙がヘロヘロになっていて、両面印刷しようとするとプリンタに詰まります(^^;)
除湿かけたいところですけど、とりあえずは節電で…

さて、前回のブログでも書いたように、今回の展示物の中には、幕末の有名人のものが何点か含まれています。
その中に木戸孝允(桂小五郎)の書いた扁額があります。
落款から明治10年の作とわかります。
実はこれ、木戸が亡くなった年に制作されたものです。
司馬遼太郎の小説では、剣豪でありながら「逃げの小五郎」として幕末期を生き残るという、やや不名誉な役割を負わされてしまっている木戸孝允ですが、西郷隆盛・大久保利通とともに、維新三傑とよばれる英雄の一人です。

明治に入ってからは、文明開化を推し進め、封建的な制度の解体に力をそそいた木戸は、新時代に入ってもいろいろと悩みが尽きず、ノイローゼになっていたといわれています。
結局、45歳という若さでこの世を去るわけですが、死に際の言葉も「西郷、ええ加減にせえ」だったとか。
(なんかちょっとできすぎた話のように思えますが・・・)

さて、今日はたったひとつの扁額という、証拠と言うにはあまりにも心もとない資料をもとに、そういう説にちょっとだけ異論を唱えてみたいと思います。
ちなみに、今回の展示に出ている木戸の作品はこれです。

冷淡生涯

右から「冷淡生涯」と書かれています。
これ、「れいたんしょうがい」と読むのではなく「れいたんせいがい」と読むのだそうですが、意味は「冷淡な人生(生涯)」ではなく、「あっさりとして執着心がない身の上のこと」とあります。
亡くなった年にこれを書いているということは、実は木戸はもうやり残したことはないと思っていたか、諦観の域に達していたのではないかと思えます。

そして、この年は西南戦争が勃発した年でもあります。
そうなると、死に際の言葉も、悩みから出たものではなく、西郷の行動に理解を示した上で…ということだったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

またものすごく雨が強くなってきました・・・
うーん・・・明日にはやんでくれないと困るなぁ。


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